最後の超念力　第三弾　Part.2
　
ＥＳＰの発想即行動と一般の発想即行動は大いにことなる
　

よく人が言う発想即行動とＥＳＰの発想即行動はなぜ違うのだろう。
判り易く両者の発想の動機と原点を述べる。
一般の人もよく発想即行動に深い関心と期待を寄せられているが、これを行動の命と
している私は、この世相の変わりに驚き、また大いに快哉を叫びたい。
人々は軽挙妄動は失敗のもと、行動は石橋でも叩いて渡る。
何事も充分考えて行動しなければならない。と小学生の頃から強く教育を受けている。
またこれが教育の基本になっているのである。
今では尚この研究の基本は複雑になり、弱い頭脳は混乱し、やることが分からなくなる
のは当然と言いたい。発想は熟慮し、用心して物事は試さねば、苦労すると深く洗脳され

ているのである。これでは行動に安定はなく、世間は小さく見え、注意深くなり、自分の
ことのみに執着するので、自己主張ばかりの対人関係になり、そのような環境からの
発想だから即行動に移しても、標的が定まらず、積極さがないのである。
なぜ私がそのように思ったかというと、最近街の書店には、この類の本が多くなったが、
あまりこれを讃美する人が現れてこないからである。
それではＥＳＰの発想の原点は何処かと言うと、一般の教育から出た発想ではないと
いうことである。
初めての読者には理解できない事と思うが 『最後の超念力』 は第一弾、第二弾共に
百万部以上出ている。この本を百回以上繰り返し、繰り返し読んだと言う人の手紙がきて
おり、読めば読むほどに心が落ち着き、周囲が明るくなると言うのである。
登校拒否の子供がランドセルにこの本を入れたところ、その子供は喜んで学校に
行き出したと言う。奇跡の数々はすでに数十万の人が肌身で体験している。
ＥＳＰの指導を受ければ、最初から数分もせず、今までとは違う心の変化を覚える。
初めてこの本を読まれた人には、戯言と思われるだろうが、ＥＳＰの底力は解明できない。
事実ほど確実な雄弁はないのである。
今ここまで読んでこられた、あなたの心境は如何であろうか。それで又、前にも述べた
ように、身体に不快なところがあれば、最初にその事を思い、六十数えたら判ると思う。

この本だけでも思うことに現象が出る。これがＥＳＰの環境である。
この環境より生まれる発想は、それこそ一層爽やかな発想なのである。
どこの講演会でも、数千人を前にして力強く 「発想こそ神の導きの始まりです。
直ちに行動しなさい。生活は楽しい方に向かいます」 と断言している。
講演会に毎回来る人は数多いが、だが誰一人として異論を言う人はいない。
むしろＥＳＰのお陰で生活が百八十度急変したという人の喜びを聞き、自分ながら嬉しい。
それだから毎回来る人が多い。

今年一月、大阪での友の会指導日第一日の翌朝の事である。
友の会のある婦人から明るい、大きな声でこんな嬉しい電話が入った。
「昨日の友の会を終わって家に着くと、二十五歳になってもこれまでは家の事など
何ひとつしなかった娘が夕食の用意をし、風呂まで沸かしていて待っていた」 という。
ここまで人の心を変えることは、ＥＳＰの力の奥底は、予想はできないが、人を支配する
何かがあることだ。神だけしかできないことが起こる。
その根源から閃く発想は、人の修養から出る発想とは区別できる。
　
　
宗教の理念とＥＳＰの発想即行動があれば最高の人生
　

発想即行動。この言葉はＥＳＰのま心の神髄とも言うべき一番大事なことである。
『最後の超念力』 第一弾・第二弾で 「発想即行動」 のことを繰り返し申しており、
度重なる全国各地の講演会も六年前の最初から今なおこの言葉は一貫している。
「発想即行動」 これは人間的行動ではない。
発想は自分の考えではなく、発想は意識して作ったものではない。

次から次へと湧き出る思いが発想で、起床した時から、つれづれの思いのままに勇気を
持って精一杯行動することである。
たとえば、あれをしたいと思えば、それが発想の転換であるならば、自分は知らぬ間に
そのことに着手している。私はこのことを神が与えた発想の転換であると言っている。

だから失敗があろうはずはない。
人間的行動から言えば、無策、無謀だろう。しかし計画的行動にはあくまでこれを
成し遂げる勇気が出るだろうか。
思う通りにならなかったら、孤独の挫折感に果てなき悩みに落ち込む、事業後退は

当然である。発想即行動には不安はない。勇気がある。思いのままの行動であるからだ。
なぜ勇気が湧くのか、発想は神の導きであるからである。
　

「最後の超念力」の本で、あなたは幸福を体験する
　
ＥＳＰの次元は形のない世界である。その力は人間に予想もつかない。
常識ならともかく、先端科学、難病克服のための最高の医術でも及ばない現象を現わして
いるのである。このＥＳＰの超常現象は、人間の極限の英知、果ては半導体や電子科学
の粋を結集しても未来永劫解明できないであろう。
なぜか人々は宇宙エネルギーとかテレパシー等科学用語を見て興味を感ずるが、
結果を私は知らない。スプーン曲げ、透視等いろいろ行われているが、これらは人間の
生命、幸せな生活に関係がないことなので、私は超常現象とは言えないと思うのである。
それならＥＳＰ超常現象の原点は何なのであるだろうか。私は堂々と答える。
宇宙には天地創造、森羅万象、悉く統制する心が存在していることだ。
これも創世、人間創造の心がある。歴史始まって以来、現われなかった宇宙の心は、
今、ＥＳＰの名の許に人間の心を、創造の心に蘇らせている。
その現象は、最高の医学でも治せない難病。
たとえば、生まれながらにして歩けない、言葉も出ない幼児を歩かせ、 「ありがとう」 と
幼児に言わせることである。
この稿を書いている四月二十二日の東京講演会の会場はいつもの通り、四階の会場は
超満員で、会場に入れない人は三階のモニターで会場風景を見ていた。
そこにも約二百人くらいの人がおられた。
千数百人の人々が注視する中で、生まれてから今日まで二年余り、まったく歩けなかった
幼児が私のパワーを受けて五分と経過しないのに歩き出したのだ。
会場は唯々感激の涙で、あちこちから女性の低いすすり泣きの声が聞こえた。
人々の驚きと、感激の内に講演と指導はそれから二時間余りで終った。
私がホッとした瞬間、突然大きな声で、 「先生、子供がしっかりと強く歩くようになりました。
ありがとうございました」 先程のお母さんである。
このような出来事は一般には奇跡であるが、ＥＳＰファンの中では珍しくもないと言っても
よいくらいである。
特異現象は特定の人しかできない。こういうことが誰でもできるはずはない。
できたとしても、難行、苦行の修行が必要であると思われていた。
本当に昔から伝承され、今なお残っている行者の修験も、並大抵ではないと思っている。
確かに人間の常識では考えられない。
しかし、ＥＳＰは人間が必要とするもので、できない部分はすべて可能になる。
最大に必要な、またそのために日々努力している全人類の生存の目的である、人間の
幸福が唯々諾々となったらどうであろうか。それができるのである。
どうしたらできるのか。信仰もなければ、研究、修行、訓練、努力もない。
思えば、思う通りになる。それが幸福を妨害する、有形、無形を払い除けるのである。
その有様が直ちに肌身に感じ、急に家の中が明るく、心も明るくなり、気になることも
気にしなくなる。ＥＳＰを知っている人の中には、物心ついた子供でも母親が胃が痛い
ので、子供に一、二、三と三十数えさせたら治っている。破天荒の驚異だ。
一般の社会では、本気で受け取れないような出来事だが、本当に起こった事実である。
現在、ＥＳＰを中心とした集まりであるところの数万人のＥＳＰ友の会の中では、このような
ことは珍しくもない。自分達でも簡単にできるからだ。
今、初めてこの本を読まれている方も、あなたの腰、足どこでもよいが身体に痛みが
あれば、子供さんにも治せるはずである。
講演会場であれば、数千人の目前で実行できるが、本社はもちろん支社、全国に
設置しているＥＳＰ指導所でも、試すことができる。
ＥＳＰの底力は無限である。ＥＳＰが無限の力と言うのは、病気ばかりではない。
個人個人の仕事にも驚くべき事実が、昨年後半から私の予言通りのことが起こってきた。
資金繰りが苦しく、銀行からも融資を断られたが、ＥＳＰパワーを授けられた直後に
その断った銀行から再び融資を受けられるようになったという。
支払手形の決済が、期日ぎりぎりになってようやく借り入れができて助かったと言う
お礼も多い。実例を二つ紹介しよう。一例は北海道の呉服店経営者からである。
銀行の入金時間が迫っている。時計はすでに二時を過ぎている。あと一時間もない。
だが決済には四十万円足りない。
しかし、 「石井先生に電話で送念パワーを受けているから大丈夫だ、何とかなる」 と、
そう思った直後にお客が大勢来て、高価なコートなどが売れて、アッと言う間にお金が
できて、三時五分前に無事に銀行に入金することができたという。
もう一例は、ガソリンスタンドの経営者からである。
この方の場合も二時になっても、まだ五十万円のお金が足りない。
「ＥＳＰに頼んであるから何とかなる」 と思ったら、急に客が増え、それも現金客ばかりで、
なんとか時間前に銀行に着くことができたという。
ＥＳＰの事実を紹介しているが、どうしてこうなるのかと問われても、納得させることは
できない。事実を知って理解してもらうより仕方がない。
だが理論が整い、道理が通っても、事実が遠かったら単なる空論でしかない。